WRC2020/03/21

オジエ、史上8人目の4ブランドでの勝者に

(c)Toyota

 ラリー・メキシコで優勝したセバスチャン・オジエは、4つの異なるマニュファクチャラーのマシンで優勝を飾った8人目のドライバーとなった。

 オジエは先週末のキャリア6回目となるラリー・メキシコでの勝利を達成、同イベントの最多勝利記録でセバスチャン・ローブに並ぶことになったが、彼はトヨタに移籍後初勝利を飾ったことによってもう一つのレコードブックに名前を連ねることになった。

 オジエは2010年のラリー・デ・ポルトガルでシトロエンC4 WRCを駆って記念すべき初勝利を達成、以降これまでにシトロエンで7勝、フォルクスワーゲンで31勝、Mスポーツ・フォードで6勝、シトロエンで3勝を飾り、先週末のメキシコでは通算48回目のWRC勝利を彼にとって4つめとなるマニュファクチャラーとなるトヨタで達成することになった。

 シトロエンという同一マニュファクチャラーで通算79勝というローブの偉大な記録もあるが、異なるマニュファクチャラーで優勝した記録はもうひとつの偉業だと言ってもいい。この記録をもっているのは、5つの異なるブランドのマシンで勝者となったハンヌ・ミッコラ(プジョー、トヨタ、フォード、メルセデス、アウディ)だ。

 そして、彼に続いて4つの異なるマニュファクチャラーのマシンで勝者になっているのは、ビョルン・ワルデガルド(ランチア、フォード、メルセデス、トヨタ)、ティモ・サロネン(フィアット、日産、プジョー、マツダ)、ユハ・カンクネン(ランチア、プジョー、トヨタ、スバル)、ウォルター・ロール(フィアット、オペル、ランチア、アウディ)、ディディエ・オリオール(フォード、ランチア、トヨタ、プジョー)、カルロス・サインツ(トヨタ、スバル、フォード、シトロエン)の6人のドライバーのみであり、新たにオジエが4ブランドでの勝者としてここに名前を連ねることになる。