WRC2021/05/28

サルディニアが観戦許可も観客数は25%に制限へ

(c)Toyota

 
 6月3日から6日にかけてサルディニア島で開催される世界ラリー選手権の第5戦であるラリー・イタリア・サルディニアは、5月18日にイタリア政府が承認したCOVID-19対策に関する最新の政令に基づき、ファンがステージで観戦をすることが正式に認められることになった。

 先週行われたラリー・デ・ポルトガルは、昨年9月のラリー・エストニア以降、世界ラリー選手権のスペシャルステージでファンが観戦することを公式に認められた最初のイベントとなったが、来週のラリー・イタリア・サルディニアもそれに続くことになり、2年ぶりに観客がステージに帰ってくる。

 イタリア自動車クラブ(ACI)が主催するラリー・イタリア・サルディニアはは、昨年10月にクローズドで開催されたが、2021年のイベントについては新しい政令に記載されている通り、ファンのアクセスについて一定の制限を行っての開催をするという。主催者はサルディニア州および地方自治体とこのアクセスポリシーを共有しており、観戦が認められるステージの各エリアでは最大入場者数を決め、そのうちの25%のみがアクセスを許されるという。例えば、100人の観客を収容できるファンエリアの場合、25人のみがアクセス可能となる。

 また、サービスパークおよびスタート・フィニッシュエリアは、FIA ISC(インターナショナル・スポーティング・コード)が定める付則S項のCOVIDプロトコルに従い、観客の立ち入りを禁止する。

 ファンエリアの詳細については、ラリー・イタリア・サルディニア公式ウェブサイトで観戦ガイドとともに公開されることになっている。

 主催者は、ファンが観戦する際にはフェイスマスクの使用やソーシャルディスタンスを守ることなど、通常の生活における基本的な規則は有効であり、これを遵守するよう訴えている。