WRC2019/07/27

トヨタ、フィンランド3年連続優勝を目指す

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームは、8月1日から4日にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権第9戦ラリー・フィンランドに、オイット・タナック、ヤリ-マティ・ラトバラ、クリス・ミークの3台体制で参戦、ラリー・フィンランド3年連続優勝に臨む。

 サービスパークがおかれるユバスキュラにはチームのヘッドクオーターがあるため、トヨタにとってラリー・フィンランドはホームイベントといえる1戦だ。チームは世界ラリー選手権に復帰した初年度の2017年にエサペッカ・ラッピが優勝、昨年も全23ステージのうち18ステージでヤリスがベストタイムをマークしており、タナクが初優勝を飾っている。

 タナクをはじめトヨタの3人のドライバーはいずれもフィンランドで優勝経験があり、ラトバラは3回(2010、2014、2015年)、ミークは2016年に優勝を挙げているだけに、まさしく万全ともいえる体制での参戦となるが、チーム代表のトミ・マキネンは油断することなく集中して勝利のために戦いたいと語っている。

「言うまでもなく、ラリー・フィンランドは我々チームにとって特別な一戦だ。過去2年間優勝しているし、3戦3勝も充分可能であると考えている」とマキネンは語った。

「我々はステージと道の特徴を熟知しているし、クルマもフィンランドの道にとても合っていると思う。そして3人のドライバーはこのラリーを気に入っており、全員優勝経験があるので、勝つチャンスは十分にある。とはいえ、ライバルもまたこのラリーに向けて一生懸命改善に取り組んでいるし、油断できない。最高の結果を得るためには、集中し全力でラリーに臨む必要がある」