WRC2021/05/12

トヨタ・ケニア、ナイロビでヤリスWRCを展示

(c)Toyota Kenya

 トヨタ・ケニアは、ケニアの首都ナイロビ市内にある広大なショールームでトヨタ・ヤリスWRCレプリカカーを展示するとともに、19年ぶりにWRCとして復活するサファリ・ラリー・ケニアとトヨタのパートナーシップの締結を発表した。

 トヨタは、1984年から1994年までの黄金期にサファリ・ラリーで7回の優勝を果たし、サファリのWRCの歴史の中で最も成功したメーカーとなっている。1984年にはビョルン・ワルデガルドがトヨタ・セリカTCターボで初優勝を飾り、ユハ・カンクネン、カルロス・サインツ、イアン・ダンカンのほか、日本人ドライバーの藤本吉郎も優勝している。

 式典に招かれたケニアのスポーツ・文化・国家遺産省長官のアミナ・モハメドは、サファリ・ラリーとトヨタのパートナーシップを歓迎するとともに、サファリでの成功により、「キング・オブ・アフリカ」と呼ばれるようになったトヨタがふたたびサファリに帰ってくることを嬉しく思っていると語った。

「サファリ・ラリーとトヨタのパートナーシップの締結と、19年ぶりに復活するWRCサファリ・ラリー・ケニアで使用するヤリスWRCのレプリカカーの発表に立ち会えることを大変嬉しく思います。今日のイベントによって、44日後の2021年6月24日にサファリ・ラリーが私たちの国とアフリカ大陸に戻ってきたときに私たちをよりトヨタの歴史に近づけるでしょう」

「サファリ・ラリーは、かつてマニュファクチャラーにとって、自動車の耐久性や信頼性を評価するための試験場になっていた。これに惹かれたトヨタ、フォード、三菱、ランチアといった主力メーカーや多くのトップワークスチームが参戦してきた。長い休みの後、トヨタ・チームがケニアで活動を再開するのを見るのはきっとエキサイティングでしょう」

 トヨタ・ケニアのマネージング・ディレクターであるアルビンダー・リールは、サファリ・ラリーへの3,000万ケニア・シリング(およそ3,050万円)のスポンサーシップとともに、このイベントで00カーとして使用するハイラックスのセーフティカーを提供することを発表している。

 ヤリスWRCレプリカカーは、サファリ・ラリー・ケニアの準備期間中、トヨタ・ケニアのショールームに展示される。