WRC2020/02/17

トヨタ総代表、新チームがファンを沸かせてくれた

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTは、2月13-16日に行われたラリー・スウェーデンでエルフィン・エヴァンスがチーム移籍後初優勝を飾り、カッレ・ロヴァンペラが3位でフィニッシュ、自身にとって初のポディウムを達成することになった。

 豊田章男チーム総代表は、新体制で迎えたチームが今季、初めての表彰台の頂点を達成したことを喜ぶとともに、昨年までチームに所属していたオイット・タナクが大きなアクシデントのあと元気な姿で表彰台に戻ってきたことを祝福するとともに、着実な成長をみせる勝田貴元にもエールを贈った。(以下、コメントより)

例年とは異なる雪のないスウェーデンで、エヴァンス/マーティン組が我々の新チームに今季初優勝をもたらしてくれました。エルフィン、スコット、優勝おめでとう。エルフィンはチーム加入当初、エストニアの工場に来てメカニック達と遅い時間までヤリスの使い方や整備の仕方を勉強してくれていました。仕事の後は、その仲間達とボーリングに行くなどして、早くからチームに溶け込んでくれていました。こんな新メンバーがチームと一緒に成績を残してくれたこと、本当に嬉しく思います。ありがとう。

また、ロヴァンペラ/ハルットゥネン組が、チームメイトのオジエ/イングラシア組とわずか3秒差の熾烈なバトルを制して3位表彰台を獲得してくれました。貴重なポイントを獲得し、ファンも沸かせてくれた4人の選手の走りにもお礼を言いたいと思います。

勝田選手は、攻めると決めたSSではタイムをしっかり残しつつ、全ての道を走りきってくれました。ひとつのステージで普段から仲の良いタナック選手よりも早いタイムを出せたことは、今後の大きな自信につながったことと思います。引き続きがんばれ!

今回のスウェーデンでは、ひとつだけ残念なこともありました。今はヒュンダイのタナック/ヤルヴェオヤ組が2位に入ってくれたことで、彼らと約束していた”私が上からシャンパンをかける”というシチュエーションが早くも実現されてしまいました。しかし、このせっかくのチャンスに、私はスウェーデンにいられませんでした。残念です。ただ、正直に言えば、スウェーデンでのシャンパンファイトは寒すぎます。暖かくなる次戦以降に、またその舞台が整えられればと思います。TOYOTA GAZOO Racingのみんな、引き続き優勝をお願いします! そして、オィットとマルティンも引き続き頑張ってください。

一戦ごとに、選手たちは、ヤリスのドライブを一層楽しんでくれていっているように思います。次戦以降も更に熱い走りをしてくれると思いますので、ファンの皆さま、引き続き、応援をよろしくお願いいたします。