WRC2019/06/25

ヒュンダイ、フィンランドでブリーン起用を発表

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、次戦のラリー・フィンランドにおいてティエリー・ヌーヴィルとアンドレアス・ミケルセンに加わり、クレイグ・ブリーンを起用することを発表した。ブリーンは2016年のフィンランドで3位の表彰台を獲得しており、彼とコドライバーのポール・ネーグルはフィンランドでカーナンバー42のヒュンダイi20クーペWRCを駆ることになる。

 ブリーンは今日25日にチームが本拠をおくアルツェナウのファクトリーでシートフィッティングを行い、イベント前のテスト(PET)に参加したあと、7月12日-14日に行われるラリー・エストニアにミケルセンと2台体制で出場することになり、フィンランドにむけて十分な準備を整えることになる。

 ヒュンダイ・モータースポーツ代表のアンドレア・アダモは、フィンランドの高速イベントにおいてブリーン加入によってチーム体制強化が期待できると説明している。

「ラリー・フィンランドは非常に特別なイベントであり、カレンダーで他に類を見ないアプローチを求められる。チームにとってもクルーにとっても、これは大きな挑戦となる」とアダモは語った。

「チャンピオンシップの戦いは重大な局面を迎えており、マニュファクチャラー選手権の争いも僅差となっていることから、クレイグ・ブリーンをフィンランドのラインナップに組み入れることを決定した。彼は過去にこのイベントで多くの経験を積み、トップクラスの成果を証明しており、これが我々の決定に重要なことだった」

「我々は彼をフィンランドに似たラリー・エストニアに出場させるほか、イベント前のテストで十分な準備をさせるつもりでいる。クレイグとポールが、フィンランドにおいてチームと一緒に何ができるかを楽しみにしている」

 昨年までシトロエン・レーシングに所属していたブリーンにとって久々のWRカーでの参戦となるが、彼はこのチャンスを光栄に思うと語った。

「ラリー・フィンランドでヒュンダイ・モータースポーツに加わり、WRカーのシートに戻るチャンスを与えられことは本当にうれしいよ。今年は他のみんながドライブするのを見守らなければならず、ずっとこの瞬間を待ち望んできたよ。コドライバーのポール(・ネーグル)とともに、このスポットでのチャンスを持つことができて光栄だよ」

「フィンランドは僕がWRCで最も成し遂げたラリーなので、チームに何かをもたらしたいと思っている。フィンランドの前にたくさんのドライブする時間がある。それは挑戦ではあるが、このチャレンジを両手でつかむ準備ができています。フィンランドには、1998年のゴーカートでの最初のキャリアを始めたときのナンバー42で出場することになる。それは常にとてもラッキーだったので、このままに幸運を続けたいよ!」