WRC2021/06/10

ビアジオン、GRヤリス・カップカーを披露へ

(c)Toyota Italy

 ワールドラリーチャンピオンのミキ・ビアジオンは、今週末、イタリア中部のクネオで開催されるラリー・ディ・アルバにおいてトヨタGRヤリス・ラリーカップカーをコースオープナーとしてデビューさせる。

 トヨタGAZOOレーシング・イタリーは、今季、イタリアにおいてGRヤリスによるワンメイクラリーシリーズ、GRヤリス・ラリーカップを開催することになっている。GRヤリス・ラリーカップは、イタリア国内R1Tカテゴリー仕様のGRヤリスによるターマック・ラウンドにおける全5戦のワンメイクラリーシリーズとして今週末のラリー・ディ・アルバで開幕する予定だったが、コロナウイルスのパンデミックによって一部の部品の供給が遅れたため、主催者はGRヤリス・ラリーカップの開幕を6月23〜25日のラリー・ディ・ローマ・カピターレに延期することを余儀なくされている。

 1983 年のヨーロッパ・チャンピオンであり、1988 年と1989 年に2 度のワールドラリーチャンピオに輝いているビアジオンは、すでに1990年代に現役を引退しているが、63歳になる現在も多くのショーイベントにおいて歴史的な価値をもつ貴重なラリーカーによるドライブを披露してファンを楽しませている。

 ラリー・ディ・アルバは、イタリアーノWRC選手権ラウンドの一戦として6月12〜13日に行われ、WRCプラスカテゴリーにはオイット・タナクとオリヴァー・ソルベルグがヒュンダイi20クーペWRCで出場する予定だ。