WORLDWIDE2019/12/23

マツダ2 R1ラリーカーがメキシコで発表

(c)GHR Motorsport

 GHRモータースポーツは12月20日に、メキシコのエルマノスロドリゲスF1サーキットでマツダ2 R1ラリーカーの公式発表を行った。

 3年前にメキシコのラリードライバーであるエラルド・エルナンデスによって創設されたGHRモータースポーツは、マツダ2 R1ラリーカーを開発する野心的なプロジェクトを1年前にスタートし、すでに2019年11月に1号車がラリーデビューを果たしている。

 マツダ2 R1はFIAホモロゲーションのマシンではないが、FIA R1規定に沿って製作されており、北米および中米の国際自動車連盟(FIA NACAM)の認証を受けてNACAMゾーンの国内選手権や地域選手権への参戦が可能となっている。

 エルナンデスはすでに11月23-25日に開催されたFIA NACAMラリー選手権ラリー・コリマ2019にマツダ2 R1でデビュー、総合7位、NACAM選手権4位、クラス優勝を果たしている。

「ラリー・コリマが初めての本格的チャレンジだったにもかかわらず、結果は予想を上回るものだった。マツダ2 R1は本当に良いフィーリングだったし、非常にコントローラブルだった」とエルナンデスは語っている。

「結果として、このカテゴリーで最速のクルマのひとつになり、大パワーマシンを凌駕することができ、マツダ2 R1の競争力を示すことができた。我々は、これからもこのマシンが進化するよう開発を続けるつもりだ」

 GHRモータースポーツは、マツダ2 R1ラリーカーをコンプリートキットとして販売する予定だという。車両価格は、予価33,000米ドル(約356万円)となっている。