ERC2020/09/24

アルピーヌA110 RGTがモンテロンゴでERCデビュー

(c)Chazel Technologie Course

 アルピーヌの新しいグループR-GTマシンA110RGTが、10月2-4日に開催されるヨーロッパ・ラリー選手権第3戦のラリー・ファフェ・モンテロンゴで国際ラリーにデビューする。

 アルピーヌは、ERCタイトルを獲得してから50年目の節目に、後継マシンと共にふたたびERCに帰ってくる。

 アルピーヌは1970年にジャン・クロード・アンドリューがドライブしてERCのタイトルを獲得し、その3年後には世界ラリー選手権の初年度を制した伝説的なラリーカーとなった。そのマシンと同じ名前をもつアルピーヌA110は、FIAが定めた新しいラリー用GTカーのレギュレーションに従って、この夏にホモロゲーションが認められ、ERCの舞台で初めて国際ラリーデビューを果たす。

 後輪駆動のスポーツカーであるアルピーヌA110は、すでにサーキットレースで成功を収めており、2021年にはブランド独自のF1チームを擁するほどの成功をもってアルピーヌというブランド名を再び世間に浸透させた。

 ERC2ポイントリーダーのゼリンド・メレガリとシャゼル・テクノロジーズ・コースは、来週末にポルトガル北部で開催されるラリー・ファフェ・モンテロンゴで、新たにホモロゲーションを獲得したアルピーヌA110RGTを駆って参戦し、このモデルの国際ラリーデビューを飾る予定だ。

「ERCはヨーロッパで注目を集める選手権だ。我々はアルピーヌA110 RGTの優れたパフォーマンスをターマックで披露するためにここに来た」とシャゼル・チームのラリーコーディネーターを務めるルイ・シャゼルは語った。

「今のところフランスのラリーにしか参戦していない新しいマシンなので、アルピーヌA110 RGTが国際的なラリーに登場するのは初めてとなる」

「チームとしては、再びERCに参戦できることをとても嬉しく思っている。我々のERCでの最後のフル参戦は、ルノー・スポールの公式チームを担当していた2013年だった。ERCは、伝統的なラリーや非常に激しい競争がある、非常に注目度の高い選手権であり、新しいアルピーヌA110RGTにとって完璧な舞台だ」

 また、アルピーヌA110は、10月2日から4日にかけてサンマリノで開催されるラリー・レジェンドにも参加し、1993年に世界ラリー選手権で準優勝し、FIA R-GTカップの初代王者でもあるフランソワ・デルクールがドライブする予定だ。