Raid2019/01/07

アル-アッティーヤ、トヨタのために勝ちたい

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 2019年ダカール・ラリーにトヨタGAZOOレーシング・サウスアフリカのハイラックスで挑むナッサー・アル-アッティーヤは、トヨタに記念すべきダカール初優勝を自身の手でもたらしたいと語った。

 2011年と2015年のダカールチャンピオンのアル-アッティーヤは、昨年2位でフィニッシュし、今年も優勝候補の一人だ。かつてフォルクスワーゲンとMIMIで勝利を挙げたアル-アッティーヤだが、今年はコドライバーのマシュー・バウメルと共に、ペルーの砂丘でトヨタと共に勝利することを目指す。

「僕たちは今年、ダカールでトヨタに歴史的な1位を捧げたい」と彼は語った。

「今回のダカールはこれまでと違うだろう。1つの国だけで、70%は砂丘だ・・・。それは本当に難しいだろう。すべてのドライバーが尊敬されるべきだ。今回僕たちは本当にいいクルマを持っている。昨年は2位で終わったが、それ以来ずっと改善してきた。昨年、僕たちはいくつかの問題を抱えていた。昨年、プジョーの戦略は4台のマシンを持ち、全員がリーダーを助けることだった。今年は、すべてのプジョーのドライバーがMINIを使用している。レースは短くなった。僕たちは本当に集中する必要があり、ナビゲーションでタイムを失うことはできない。僕の目標は、このダカールでトヨタのための勝利を勝ち取ることだ」

 トヨタGAZOOレーシング・サウスアフリカのチームマネージャー、グリン・ホールによると、チームは2018年のイベントに参戦したハイラックスの信頼性を高めていると説明している。

「さまざまなテストによって信頼性の向上に務めてきたが、マシンの基本は同じだ」と彼は語った。

「昨年冷却が多すぎたため、冷却システムを変更した。そしてサスペンションとショックアブソーバーに多く取り組んだ。またシートが高すぎたので、ドライバーにとってより快適にした」

「エアリストリクターは2018年のものよりも1mm狭い。これは5%少ないパワーを意味する。しかしエンジンの特性はわずかな変更だ」

 2019年ダカール・ラリーは6日にペルーのリマでスタートする。