WORLDWIDE2019/09/25

アル-アッティーヤ、15回目の中東王者なるか

(c)ERC

 ナッサー・アル-アッティーヤは今週、記録的な6回目の勝利を目指して、また2018年の屈辱を果たすことを目標にキプロス・ラリーをスタートする。

 さらにキプロス・ラリーはヨーロッパ・ラリー選手権と中東ラリー選手権のラウンドを兼ねており、昨年、伝説の王者モハメド・ビン-スライエムと並ぶ14回目の中東チャンピオンを獲得したアル‐アッティーヤはこの週末、偉大な新記録達成をここで目指すこととなる。

 カタール出身のアル‐アッティーヤは、キプロス島で圧倒的な強さを誇っている。中東ラリー選手権として以前に開催されていたトロードス・ラリーでも全11回の開催のうち8回の優勝を遂げたほか、キプロス・ラリーでも昨年、6度目の勝利が目前に迫りながらも最終ステージのパンクで4位に転落し、地元のヒーローであるサイモス・ガラタリオティスが初勝利を飾った。

 アル-アッティーヤは中東ラリー選手権の偉業に加えて、ダカールの元王者、そしてオリンピックのメダリストでもある。彼はキプロス・ラリーにフォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦する。フランス人のマシュー・ボーメルがコドライバーを担当する。