WRC2019/08/31

エヴァンス、復帰はラリーGBに延期

(c)M-Sport

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、エルフィン・エヴァンスの復帰戦がウェールズ・ラリーGBになることを発表した。

 エヴァンスは7月のラリー・エストニアのジャンプの着地で背中を負傷、ラリー・フィンランド、ラリー・ドイッチランドを欠場して療養を続けてきた。

 次戦のラリー・トルコについて、すでにMスポーツ・フォードはテーム・スニネンとポントゥス・ティデマンドとともにエヴァンスをエントリーしていたが、今週行われた医師による再検査の結果、さらにトルコでの復帰をスキップ、完全に回復するのを待って、彼にとって母国ラウンドとなるラリーGBでの復帰が選ばれることになった。

 エヴァンスがトルコを欠場することで、Mスポーツ・フォードはスニネンとティデマンドの二人がフォード・フィエスタWRCで参戦し、ガス・グリーンスミスはフォード・フィエスタR5でWRC2プロ選手権プログラムに戻ることになる。

  Mスポーツ・フォードのチームプリンシパル、リチャード・ミルナーは次のように述べている。

「エルフィンがいつ競争に復帰できるかがわかったことは、シーズン終盤戦に向かうチームにとっては素晴らしいニュースとなる。彼にはまだ回復にすこし時間がかかるためトルコを欠場することになるが、彼がウェールズに出場することは素晴らしいことだ」

「エルフィンとスコット(・マーティン)は今年、強力なスタートを切っているので、戻ってきた後も同じパフォーマンスを続けられることを願っているよ。チームはドイツでは最高の幸運だったとはいえないが、チャンピオンシップで4位を争う最高のチャンスをエルフィンとテームに与えることに焦点を当てていく」

 エヴァンスはホームイベントのウェールズ・ラリーGBに完全な状態で帰ってくると約束した。

「僕はスペシャリストと非常に緊密に協力して治療とリハビリに当たってきた。ウェールズでのホームイベントに出場する準備ができていたし、そこに出場できることがわかってよかったよ。ここは僕が最初の勝利を獲得したラリーでもあるし、ホームで走ることは本当に特別なことなんだ」

「そこに100%で戻ることが重要になるのでトルコには出場ない。イライラするが、専門家を信頼しているし、怪我を完全に治すことの重要性はわかっている。戻ってきたときに全力を尽くし、中断したところから再開できるようにしたい。シーズン終盤でトップの結果に挑むつもりだ」