WRC2021/07/21

オリヴァー、イープルでi20 N Rally2をデビューへ

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、オリヴァー・ソルベルグとヤリ・フットゥトネンが、来月のイープル・ラリー・ベルギーで新しいi20 N Rally2をデビューさせるドライバーに選んだことを公式に発表した。

 ヒュンダイi20 N Rally2は、i20 R5を後継マシンとして当初は7月1日に予定されたFIAホモロゲーションは8月1日へと遅れたため、デビュー戦はラリー・エストニアではなく8月13〜15日に行われるイープル・ラリー・ベルギーとなる。

 i20 N Rally2の開発テストにも深く関わってきたソルベルグは、デビューのドライバーに選ばれたことを光栄に思うと語った。

「これはビッグニュースだ! ヒュンダイ・モータースポーツのようなオフィシャルチームでニューマシンを走らせることは、とても素晴らしい機会だ」とソルベルグは語った。

「ヒュンダイi20 N Rally2の開発に関わることができたことも本当に光栄だったが、今回、この素晴らしいマシンを実戦で初めてドライブする機会を得たことにとても興奮しているよ」

 ソルベルグは、先週のエストニアではジャンプのあとノーズから着地したためラジエータを破損、エンジンンにもダメージがあったため、初日でラリーをあとにすることになった。

「チームはマシンを修理しようとしてくれたが、残念ながらオーバーヒートに苦しんだエンジンにダメージがあった。これで僕らのエストニアはスピードを見せる機会がなく終わってしまった。チーム全員がマシンの調子を良くするために頑張ってくれたあとだったので次こそ強くなって反撃しなければならない」

 ソルベルグはこれまでターマックラリーに出場した経験は8戦とそれほど覆いわけではなく、イープル・ラリーが難しいラリーになることを覚悟している。

「これまで僕はターマックでi20 Rally2をテストしたことはなく、これまでベルギーのイベントには参戦したこともない。ベルギーでは(昨年、シュコダで)テストをしたことがあり、複雑な路面であることは知っている。正直なところ、イープルはたとえドライであっても、初めての場所としては簡単ではないだろう。けれど、もちろん結果を求めてプッシュしたいと思っている。ヒュンダイが製作したマシンを世界に披露するのが待ち遠しいよ」