ERC2019/07/14

カンペデッリにより新型フィエスタR5がERC初登場

(c)ERC

 イタリアのシモーネ・カンペデッリは、7月19日から21日まで開催されるラリー・ディ・ローマ・カピターレにおいてMスポーツの新しいフォード・フィエスタR5 Mk2をヨーロッパ・ラリー選手権にデビューさせる。

 2017年にラリー・ディ・ローマ・カピターレで優勝しているカンペデッリは、今季もイタリア・ラリー選手権(CIR)にオレンジ1レーシング・チームから参戦しており、第3戦タルガ・フローリオで優勝を飾って選手権3位につけている。

 ニューマシンのERCデビュー戦で、カンペデッリはオレンジ1/ Mスポーツ・ラリーチームのバナーのもとでERC2勝目とCIRポイントを追いかける。

「Mスポーツが大きなチャンスを与えてくれたことに本当に興奮しているよ。
僕らは彼らといいパートナーシップを築いてきたし、彼らは本当に僕らを信じてくれている。古いバージョンのマシンを使用し続けた可能性もあったが、彼らは「新しいマシンを製造している」と言ってくれたんだ。マルコム・ウィルソンとマチエイ・ヴォダに感謝したい」

 カンペデリは、火曜日にイベントの公式テストに参加する前に、月曜日のプライベートテストで新しいフィエスタR5を初めてドライブする予定となっている。

「すぐにこのマシンに対して自信を持てるようになったらいいね。Mスポーツ側は僕に言ってくれたよ、『ニューマシンは速いことを我々は疑ってない。君はそれを走らさなければならなし、君ならきっと強力なパフォーマンスを発揮できるだろう』ってね」とカンペデッリ。

「これは僕の好きなラリーではあり、僕らはきっとこのマシンで速く走れるだろうけれど、まだニューマシンであることも考慮しなければならない。ERCのドライバーたちとの戦いはハードになると思うが、僕らはイタリア選手権のことも気に掛けて行かなければならない」

 ERCはラリー・ディ・ローマ・カピターレでシーズン後半戦を迎える。7月19日金曜日にサン・ピエトロ寺院に近いサンタンジェロ城でセレモニアルスタートが行われ、16SS/203.40kmの戦いがスタートする。