ERC2020/11/11

クリオRSR Rally5がERC3ジュニアで3位表彰台

(c)ERC

 ルノー・クリオRSR Rally5が先週末のラリー・ハンガリーにおいてヨーロッパ・ラリー選手権にデビュー、ノルウェー出身の期待の若手であるオーラ・ノーレ・ジュニアがERC3ジュニア・カテゴリーにおいて3位でフィニッシュ、ポテンシャルを発揮した。

 ルノー・スポールが製作したクリオRSR Rally5は、今年のラリー・モンテカルロにおいてフローリアン・ベルナルディがゼロカーとしてお披露目したあと、3月のFIAホモロゲーション取得を待ってラリー・メキシコにおいて世界ラリー選手権デビューを果たしている。このメキシコをはじめとしてフランスなどのクリオ・トロフィーなどローカル選手権ではかなりの台数が走り始めているが、このマシンをERCにデビューさせる計画だったTOKスポーツの計画は新型コロナウイルスの流行によって先週末のラリー・ハンガリーまで遅れることになっている。

 20歳のノーレ・ジュニアは、コドライバーのベロニカ・エンガンとともにTOKスポーツが入念な準備とメンテナンスを行ったクリオRSR Rally5を駆ってラリー・ハンガリーにおいてERCデビュー、ERC3ジュニア・カテゴリーで3度のベストタイムを奪って3位表彰台を獲得、このマシンのポテンシャルの高さを国際舞台で証明することになった。

「自分のパフォーマンスには満足しているよ。これは初めての経験だったし、学習のためのものだったし、あらゆる方法で学習していたので、とても満足しているよ」とノーレ・ジュニアは語った。

「マシンのポテンシャルは非常に良いものだったが、このような難しい路面のラリーを走ったことはなかったし、初めてのことばかりだったので、僕にとってはすべてが勉強だったよ」