WRC2021/04/29

クロアチア、今後2年間のWRCカレンダー確定と発表

(c)Toyota

 
 世界ラリー選手権初開催を成功させたクロアチア・ラリーは、2022年と2023年の2年間にわたってWRCカレンダーの地位を確保した模様だ。

 このニュースは、日曜日の夜、クロアチア国営放送HRTのインタビューに対してクロアチアでのWRC初開催を成功に導いた組織チーム代表のダニエル・シャシュキンによって明かされたものだ。

 いまのところWRCプロモーターは正式に2年契約の更新を発表してはいないものの、シャシュキンは多くのドライバーやチーム関係者がイベントを高く評価してくれたことに感謝していると述べている。

「開催チームを代表してみなさんに感謝の言葉を言いたい」とシャシュキンは語った。「私たちは長い間、WRC開催の実現するために取り組んできた。それは戦いでもあったが、やっとチャンスをつかみ、素晴らしいラリーの結果からもわかるように、賞賛の声を至る所からかけてもらった。私たちはとても良い仕事をしたと思う。これは長年にわたる我々の努力が実を結んだものだ」

 イベントは公式には観客を認めていなかったが、日ごとにステージには観客が増え、最終日にはステージの端から端まで信じられないほど数のファンが集まり、クロアチア・ラリーの熱意を観客たちが示すことになった。

「もちろん、修正すべきことがいくつかあるし、私たちが学ばなければならないことがいくつかあるが、そうやって我々は前に進まなければならない」

 シャシュキンは、クロアチア・ラリーを高く評価してくれたWRCプロモーターとFIAに感謝を述べている。

「私は日曜日の午後、WRCプロモーターと会い、彼らは非常に満足していてくれていた。そしてFIAも満足してくれていた。彼らはみんな驚いていた。彼らは我々がこのイベントを最初ではなく5回開催しているように見えたとさえ言ってくれた」

「WRCクロアチア・ラリーは、クロアチアでの最大級のスポーツイベントだ。それはファンをみてくれたらわかることだ。非常に多様で選択的な道路の特性を備えたクロアチア・ラリーが、すべての競技者にユニークな挑戦を提供し、新しいステージを発見してもらえたことを非常に嬉しく思う」