WRC2021/06/23

グリーンスミス、マクレーが勝利した時僕は5歳

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 24歳のガス・グリーンスミスは、母国のヒーローであるコリン・マクレーがサファリ・ラリーでMスポーツのフォード・フォーカスWRCを駆って優勝したときにはまだ5歳だったと明かし、自身がMスポーツを代表するドライバーとしてアフリカでステアリングを握ることに特別な思いを抱いている。

 グリーンスミスはこれまでにアフリカを訪れた経験は全くなく、未知へのチャレンジを楽しみにしていると語っている。

「コリン・マクレーがMスポーツでサファリに勝利した時、僕はまだ5つで、ラリーが何なのかも知らなかった。でも彼がやっていたことはもちろんカッコいいことだったし、Mスポーツのメインホールにはコリンが勝利した時に乗っていたサファリ・ラリーのフォーカスWRCが飾られていて、僕がMスポーツに行くとそのクルマの横を通っている。マルコムやチームにとってはとてもいい思い出になっていて、チームのためにまたここで再び良い結果が得られたら最高だね」

「マルコムにはサファリについていろいろと質問したけど、オープンロードや非常に長いステージのあった当時は明らかに違ったものだった。今はかなり違ったチャレンジになっていて、以前走ったことのある人にとってはまた新たなものになっている。アフリカに行ったこともない僕にとってははっきり言って未知への旅だけど、主催者のビデオはずっと見ているよ。普段から、ステージに慣れ親しむために欠かさずに見ているんだ、より良いペースノートを書くのには役立つからね。でも道路についてはあまりに漠然としているので、こればかりはレッキで見てみないとわからないね」

 グリーンスミスは、ラリー・イタリア・サルディニアで代理をつとめたスチュアート・ラウドンに代わり、クロアチアから彼のコドライバーとして復帰したクリス・パターソンを伴いアフリカ大陸の未知なるイベントに向かうことに心強さを感じている。

「クロアチア以降、僕たちは確実に前進することができている。今回のラリーにはクリス(・パターソン)も戻ってくるので、彼の知識があるのは助けになるだろう」

「僕が見た限りでは、サファリ・ラリーはこれまでに自分がやってきた何かとは比較することはできないと思う。それでも僕は、WRC2でモンテカルロやトルコに勝利した時みたいに、必要に応じてそのコンディション状況合わせた走りができることを示してきた。今季の残りに関して僕の目標は、常に5位以内に入ることを目指し、ペースをしっかりキープしていくことだ。それが出来ない理由なんてない」