WRC2021/03/31

ケニア、スポーツイベントを一時制限へ

(c)Safari Rally Kenya

 6月24〜27日に予定されるサファリ・ラリー・ケニアの準備は滞りなく進んでいるが、COVID-19のパンデミックは、イベントの開催にふたたび暗い影を投げかけている。

 今週、ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領は、マチャコス、ナイロビ、キアンブ、カジアド、ナクルの各郡での移動を制限すると同時に、すべてのスポーツイベントを制限することを決定した。したがって、KMSF(ケニアモータースポーツ連盟)は、国内のすべてのモータースポーツイベントをキャンセルすることを余儀なくされている。

 しかし、サファリ・ラリー・ケニアの最高責任者であるフィニアス・キマティは、国内で実施されたワクチン接種キャンペーンのおかげで、19年ぶりのWRCイベントの開催について楽観的であると述べている。

「ウフル・ケニヤッタ大統領、そして内閣と政府が主導したワクチン接種キャンペーンの強力な展開によってパンデミックが鎮圧され、2021年6月に予定されているWRCサファリ・ラリー・ケニアの開幕を可能にすることを私たちは引き続き楽観視している」

 サファリ・ラリーの前哨戦として4月23〜25日にケニアで予定されているアフリカ選手権開幕戦のイクエーター・ラリーは明らかに深刻な脅威にさらされており、関係者全員との話し合いの後、数日中に開催の可否について決定が下されることになるという。