WORLDWIDE2021/03/22

スバルUSAのパストラーナがARA開幕2連勝

(c)subaru.com/rally

 アメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)第2戦の100エーカー・ウッドラリーが3月19〜20日に行われ、スバル・モータースポーツUSAのトラヴィス・パストラーナ(スバルWRX STI)が開幕から2連勝を飾ることになった。

 11年以上にわたるフォードとの協力関係を解消したケン・ブロックがシュコダ・ファビアR5+でエントリーしたほか、昨年のARAのナショナル・チャンピオンに輝いたバリー・マッケンナがフォード・フィエスタWRCをARAデビューさせるなど、注目のなかで100エーカー・ウッド・ラリーはスタートすることになった。

 100エーカー・ウッド・ラリーで8度目の優勝を狙うブロックがオープニングSSでは最新世代のWRカーを米国でデビューさせたマッケンナを0.5秒上回るベストタイムで発進するも、パワーに勝るマッケンナがSS3でベストタイムを奪い、パストラーナに12.2秒差をつけて初日をリードすることになった。

 マッケンナは土曜日も好調なスタートを切り、連続して2つのステージでベストタイムを奪い、21.9秒までリードを広げることになったが、その直後のSS9で右フロントタイヤをパンク、すべてが台無しとなってしまう。彼はここで2分43秒を失ってしまい4位へと後退、優勝争いから脱落してしまう

 マッケンナの後退で優勝争いは首位に浮上したパストラーナと42秒差で続くブロックに絞られることになった。この日の朝にリヤのドライブシャフトに問題が発生したブロックは、最後のループで気迫のこもった走りを見せて逆転を試み、最終的には29秒差まで迫ることになったが、パストラーナが100エーカー・ウッド・ラリーで2016年に続く2度目の優勝を飾ることになった。