JAPAN2021/09/21

セントラル・ラリーがジャパンと同じ週末に開催へ

(c)Central Rally

 セントラル・ラリー大会事務局は、11月13日から14日にかけてセントラル・ラリー2021を開催することを明らかにするとともにラリーガイド1を公開した。

 新型ウイルスの感染状況によって残念ながらWRCラリー・ジャパンはキャンセルとなったものの、同じ週末に代替えイベントとしてセントラル・ラリーが2年ぶりに愛知・岐阜エリアに帰ってくる。

 セントラル・ラリーは2019年に初開催されたが、このときは翌年秋に予定されたWRC開催に向けて想定されるコースや施設を使用したテストラリーとして位置づけ、競技運営の組織や関係スタッフにとってWRCを迎え入れるための重要なトレーニングになるとして、ラリー・ジャパン運営事務局が運営したものだった。

 しかし、今秋に開催を予定するセントラル・ラリー2021は、ラリー・ジャパン運営事務局が運営母体になるのではなく後援にとどまり、ラリー・ジャパン競技事務局による運営となる。セントラル・ラリー2021の主催はトヨタ・モータースポーツ・クラブ(TMSC)、上州オートクラブ(JAC)、NPO法人MOSCOとなり、ラリー・ジャパン運営事務局をおいている株式会社サンズは前回と異なり主催団体に名前を連ねていない。

 セントラル・ラリー2021は、ラリー・ジャパン2021で計画された愛知県と岐阜県にまたがるルートの短縮バージョンとなり、11月13日土曜日朝9時に豊田スタジアムをスタートしたあと、ジャパンでも土曜日に岡崎市や新城市で計画されたヌカタ・フォレストとレイク・ミカワコのショートバージョン、シンシロ・ストリートをアイテナリーに組み込んでおり、最終日の14日日曜日もジャパンの最終日に計画された恵那市のエナシティ・ステージのショートバージョンや金曜日に予定されたイナブ・ダムなど豊田市や設楽町のルートをめぐる11SS/92.44kmとなると発表されている。

 セントラル・ラリー2021の格式は「FIA公認 国際格式」および「JAF公認 国内格式」と発表されており、FIAおよびASN公認車両のほかJAF国内競技車両規則第2編ラリー車両規定に従ったR、RJ、RPN または AE車両によるカテゴリー1とヒストリックカークラスのカテゴリー2に分類されており、エントリー期間は10月1日から15日までとなっている。