WRC2021/10/26

ソルベルグ、モンツァもi20クーペWRCで参戦へ

(c)Hyundai

 オリヴァー・ソルベルグは、来月のWRC最終戦ACIラリー・モンツァもヒュンダイi20クーペWRCで挑むことを明らかにした。来季はヒュンダイ・ワークスで3台目の彼にとってヒュンダイ2CコンペティションのWRカーで参戦する今季4戦目のWRCとなる。

 ソルベルグは、2月に開催されたアークティック・ラリー・フィンランドでは印象的なペースをみせて7位でトップ戦線にデビューしたが、サファリ・ラリー・ケニアでは初日にサスペンションを損傷するという悪夢に見舞われた。

 前戦ラリー・デ・エスパーニャでは、冒険をすることなくより安定した走りを見せたが、総合7位という自己最高位に匹敵する成績を収め、不運やミスが続いた長く暗いトンネルからやっと抜け出したようにも見える。

「モンツァ・ラリーにヒュンダイi20クーペWRCで参戦することが決まり、興奮しているよ」とソルベルグはソーシャルメディアに書き込んだ。

「昨年、WRC2で2位、総合7位となった経験のあるラリーで、このマシンの最後のイベントをドライブできるのは最高だ」

 ソルベルグがモンツァで誰をコドライバーとしてスタートするのかについてはまだ明らかとなっていない。彼はアクロポリス・ラリーを最後にアーロン・ジョンストンと別れたあと、ラリー・フィンランドとラリー・スペインではクレイグ・ドリューがコドライバーを務めている。

 また、ヒュンダイ2Cコンペティションは、スペインでWRカーデビューを果たしたニル・ソランスをモンツァでふたたび起用して2台目のi20クーペWRCを走らせるかもしれないと噂されている。