WRC2019/12/21

ソルベルグ、モンテ参戦を正式に発表

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 オリヴァー・ソルベルグは、来月1月23日から26日にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権の開幕戦ラリー・モンテカルロにフォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦することを正式に発表した。

 2003年の世界チャンピオンであるペターの息子オリヴァーは、10月にウェールズ・ラリーGBでWRCデビュー、来季はモンテカルロを初戦に、WRC2への参戦プログラムを開始する。

 オリヴァーは初めて出場するモンテカルロがこれまでのキャリアで最も過酷なものになると覚悟している。

「モンテカルロに行くことは本当にワクワクする」と18歳のソルベルグは語った。「このラリーの目標は、経験を得ることに尽きる。僕は父の経験から、これは世界で最も困難なラリーの1つであることを知っている。天候が味方しなければ、間違いなく最も過酷なものになる」

「僕は学びたい。これまでターマック仕様のマシンはあまりドライブしてこなかったので、これは僕がその面からより多くを理解するチャンスだ」

 モンテカルロに初めて参戦するソルベルグは、イベントに備えて来月初旬にフレンチ・アルプスで2日間のテストを行なう。ソルベルグは、モンテカルロのあとのシーズンをシュコダ・モータースポーツからの支援を受けてファビアR5エボで走るのではないかという憶測がたびたび囁かれているが、彼はまだシーズン開幕戦以降の計画は流動的だと語った。

「今年も残りの詳細についてはまだ作業中だが、できるだけ早くお知らせしたいと思っている。僕たちはいくつかのチームと話していて、シュコダはそれらのチームの1つだ。すべてがより明確になることを願っているし、モンテカルロの後にはもっと知ることができるだろう」

 ミタンデルフォルス村にあるソルベルグの自宅の近くを走るラリー・スウェーデンは、彼にとって予想通り優先順位が高い。

「僕は家から近いこのイベントを、父が競うのを見て育った。当然僕も走りたい!」とオリヴァーは語った。

「去年は辛かった。ラトビアでサルマ・ラリーを勝利したが、多くの人がそこから直接スウェーデンに行った。僕もそうすることを切望していたが、叶わなかった。僕にとってスウェーデンは最優先事項だ。道路は僕の地元やトルプジーのチームに非常に近い」

「来シーズンは世界ラリー選手権でR5マシンをドライブしたい。それが僕にとっての夢だ。チャンピオンシップのラウンドをできる限り多く走りたい。長距離のラリーのいくつかは難しいかもしれないが、どうなるか待ちたい」と彼は付け加えた。