WORLDWIDE2019/09/02

ソルベルグ、新世代 WRカーから3.9秒差で優勝逃す

(c)Oliver Solberg

 フォルクスワーゲン・ポロ GTI R5を駆ったオリヴァー・ソルベルグが、エストニアで開催されたロウナ・エースティ・ラリーにおいて新世代WRカーのフォード・フィエスタ WRCを駆った地元のゲオルグ・グロスからわずか3.9秒差の2位でフィニッシュするとともにラトビア選手権の今季の総合王者に正式に輝くことになった。

 エストニア選手権第6戦とラトビア選手権最終戦が併催されたロウナ・エースティ・ラリーは、30日金曜日のナイトステージで開幕、雨と霧による難しいコンディションのなか、ソルベルグは1.3秒差をつけて初日をリードすることになった。最終日もソルベルグとグロスによる激しいベストタイムの応戦となり、3.9秒差をつけたグロスが逃げ切って優勝を飾っている。

「3.9秒差の2位だったが、トップスペックのWRカーを相手にしたのだから素晴らしいフィーリングだよ。最後のステージではどれだけプッシュしたか! 僕の最高のプッシュだった。ほぼ完璧なステージだったよ!」

 また、ロウナ・エースティ・ラリーにはミッコ・ヒルボネンがフォード・フィエスタR5で出場したが、ドライブシャフト破損のためSS4でリタイアとなっている。

 ソルベルグはエストニア選手権でも選手権をリードしているが、10月11-12日に開催される最終戦サーレマー・ラリーに彼が出場するかどうかはまだはっきりしていない。彼はその前週に行われるウェールズ・ラリーGBで世界ラリー選手権にデビューを予定している。