WRC2020/05/24

タナク、2カ月ぶりにラリーカーをドライブ

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツのオイット・タナクは金曜日、エストニアのグラベルステージでラリー・メキシコ以来およそ2カ月ぶりに初めてラリーカーのステアリングを握った。

 エストニアのMMモータースポーツは、今季からレッド・グレイ・チームと名称を変え、ヒュンダイ・モータースポーツのためにWRC2オフィシャルプログラムを担当、ロシアのニコライ・グリアジンとノルウェーのオーレ・クリスチャン・ヴェイビーを走らせている。

 レッド・グレイ・チームは言うまでもなくタナクとビジネスパートナーであるマルコ・マルティンが運営するチームであり、今回、タリンで行われたテストにおいて、タナクがヒュンダイi20 R5を走らせたのはシーズンが再開したときのためのセットアップを行うためでもあり、同時に自身のためにもふたたびコクピットに戻ることだった。

 セットアップを調整しながらおよそ100kmを走ったタナクは、なにか重大なミッションがあったわけではなかったと語った。

「それほど重要なミッションがあったわけではなく、ただのプライベートテストだ。これまでi20 R5のシートに座る機会があまりなかったので、それをチェックするのはとても良かったよ」とタナクは語った。

「しかし、それより大事だったのは、これほど長い期間、ラリーカーを離れたことがなかったので、クルマに戻ることだった。再び正しい仕事に戻りたかったんだ」