WRC2021/09/29

タナク、WRCフィンランド・ラウンド4連覇なるか

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツのオイット・タナクは、10月1〜3日に開催されるラリー・フィンランドでは勝利をターゲットに挑むつもりだが、いくつかサプライズをもたらす可能性があるため警戒していることを認めた。

 タナクはトヨタに所属していた2018年と2019年にラリー・フィンランドで連勝しており、今年の70周年のメモリアルイベントをディフェンディングウィナーとして出場する。

 今年2月に行われたアークティック・ラリー・フィンランドでも優勝しているタナクは、WRCのフィンランド・ラウンドを3戦連続で制しており、今回も優勝候補の一人となる。

 タナクは、いつもとは季節が異なる秋に行われるラリー・フィンランドを警戒しつつも、勝利を狙っている。

「ラリー・フィンランドの特徴はこれまでとはかなり変わりそうだね。ルートにはこれまでに見たことのないルートが相当ある。だから、自分たちのペースノートを完全に正確なものに仕上げるためにレッキにかなり力を入れていくことが必要だ。そして、天気も変わりやすいかもしれないので注意することが必要となる」

「もちろん僕らの目標は3回目のラリー・フィンランド勝利を手にすることができるかだ。ライバルたちが強いのは分かっているけど、これまでの2年間で本当に努力を重ねて来た僕たちにとって、高速ラリーでも勝負出来るということを示すチャンスだと思っているよ」

「コースはいつも面白いと同時にチャレンジングで、非常にハイスピードでのタイム差がないすごい激戦になりそうだ。この世代のWRカーは、これまでの最高のものだと僕は思うけど、そのクルマで走る最後のフルグラベルのラリーになるので、絶対楽しみたいと思う」