WRC2019/09/07

ティデマンド、トルコに続きGBもフィエスタWRCで

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 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、10月3日から6日にかけて行われるウェールズ・ラリーGBにもふたたびスウェーデン出身のポントゥス・ティデマンドを起用することを発表した。彼は来週のラリー・トルコへの参戦に続き、ラリーGBには再びフォード・フィエスタWRCで参戦する。

 ラリーGBには、背中の怪我で3ラウンドを逃したエルフィン・エヴァンスが復帰することになっており、ティデマンドはエヴァンスとテーム・スニネンとともに3台目のフィエスタWRCで英国ラウンドに参戦する。

 2017年WRC2の世界チャンピオンであるティデマンドは、来週末もスニネンとともにトルコにおいて、フィエスタWRCによる初めてグラベルラリーに挑むことになっている。彼はどちらの参戦もチャンピオンシップのトップカテゴリーでの地位を確立するための戦略の一部だと語った。

「より大きな計画を立てることが重要であり、自分の進歩を見せたいと強く思っている。僕はWRCのここ(トップカテゴリー)に属している」とティデマンドは説明した。

「ウェールズでは過去数年、素晴らしい思い出がある。WRC2のカテゴリーで過去3回すべて表彰台を獲得した。今回はさらに大きな挑戦になるが、自分に何ができるかを楽しみにしている」

 ティデマンドの参戦は、1月のシーズン開幕ラリー・モンテカルロと翌月の母国イベントでフィエスタWRCをドライブして以来となる。彼はサスペンションの問題によってモンテカルロを20位でフィニッシュし、スウェーデンでは8位となった。

 チーム代表のリチャード・ミルナーは、2つのラリーでティデマンドの才能を目にすることに興奮していると語った。

「彼は次世代を担う一人であり、すべてのマニュファクチャラーが、次の2つのイベントで彼がどのように進歩するか見ることを楽しみにしていることと思う」とミルナーは語った。