WRC2019/11/27

トヨタ来季はオジエ、エヴァンス、ロヴァンペラ!

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTは、来季、セバスチャン・オジエ、エルフィン・エヴァンス、カッレ・ロヴァンペラの3人のドライバーを迎えて新体制でシーズンを戦うことを発表した。

 35歳のオジエ(フランス)と、コドライバーのジュリアン・イングラシア(フランス)は、2013年から2018年にかけて6年連続で世界王者に輝いた、WRCを代表するトップアスリートであり、これまでにWRCで47回の勝利を挙げており、さらなる勝利と7度目のドライバーズタイトルの獲得を目指す。

 また、イギリス、ウェールズ出身のエヴァンスは、地元開催のラリー・グレートブリテンで2017年にWRC初優勝を果たした。グレートブリテンのようなグラベルラリーだけでなく、ターマックラリーでも速く、今季のツール・ド・コルスでは、最終ステージまで優勝を争っており、いかなる条件でも安定した走りで結果を残している。

 ロヴァンペラ(フィンランド)は、WRCでの優勝経験があるハリ・ロバンペラを父に持つ、19歳の若手ドライバーです。2017年初めてWRC 2にR5カーでスポット出場し、今年はWRCのサポートシリーズであるWRC 2 Proに、コドライバーのヨンネ・ハルットゥネン(フィンランド)と共に参戦。11戦に出場し、5勝をあげチャンピオンに輝いている。ロヴァンペラは、既に16歳の時ヤリスWRCをテストしており、チームは来季からレギュラードライバーとして2シーズンを戦う契約を締結した。

 チーム代表のトミ・マキネンは次のようにコメントした。

「来シーズンを、彼らと一緒に戦えることをとても嬉しく思う。来年、そしてその先、より多くのチャンピオンシップトロフィーを獲得したいと思っている我々にとって、非常にバランスのとれたラインナップになったと信じている。セバスチャンは本当に強いドライバーですし、彼とジュリアンと一緒に働くことを楽しみにしている。ごく短い時間で我々のチームが結果を出したからこそ、彼ほどの素晴らしい実績を持つ選手が魅力を感じてくれたのだと思う。エルフィンは、以前から注目していたドライバーだ。彼はほぼ全ての路面で優勝できる速さがあり、状況に応じて賢く戦い、多くのポイントを獲得できる能力を持ったドライバーでもある。カッレについては、幼い頃から知っていたし、その時から特別な才能を備えていることは明らかだった。これから学ぶべきことは少なくないが、ステップアップする準備はできていると思う。最後に、オイットとマルティン、ヤリ-マティとミーカ、そしてクリスとセブの、これまでの貢献に感謝の言葉を贈りたい。彼らの今後の活躍を、心から願っている」