WRC2019/09/20

ヌーヴィル、「選手権の状況は厳しくなった」

(c)Hyundai

 サバイバルとなったラリー・トルコで8位に終わったティエリー・ヌーヴィルは、選手権の状況がかなり厳しくなったことを認めつつも、最後までタイトルを諦めるつもりはないと語った。

 ヌーヴィルは、トルコの土曜日をセバスチャン・オジエから0.7秒差の3位でスタートしたものの、昨年とサスペンショントラブルに見舞われたオープニングSSのイェシルベルデで今度はダストに視界を阻まれて横転したことでトップ争いから完全に脱落、総合8位でラリーを終えることになった。

 ヌーヴィルは最後のパワーステージで2番手タイムを奪ったものの、選手権リーダーのオイット・タナクから30ポイント差の3位へと後退してしまった。

 3年連続でドライバーズ選手権2位となっているヌーヴィルは、選手権の状況が厳しくなったと語りながらも、最後までワールドチャンピオンを諦めないと誓っている。

「この週末は、僕らにとってがっかりするものとなり、厳しい結果になってしまった。土曜日の朝、ほこりの中で、僕らは視界を失い、本能的に右に行ってしまったんだ。そこにはクリアな視界があったように思えたが、気付いたときには僕らは転がってしまいディッチのなかでドアを横にして止まることになった。4分もの時間を失い、僕たちのラリーは期待していたものとまったく異なる結果になってしまった」

「そこから僕らの目標はパワーステージでできるだけ多くのポイントを獲得することに変更した。できるかぎりやってみたけれど、それ以上のことはできなかった。それでもシーズンにはまだ3戦が残っている。すぐ次のラリーGBが待っている。僕らは気持ちを失なっていないし、そこに行ってなにができるか全力を尽くすだけだ」