WRC2021/04/30

ヌーヴィル、i20クーペWRCでタルガ・フローリオへ

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、5月6日から8日に行われるイタリア・ラリー選手権第3戦のタルガ・フローリオにティエリー・ヌーヴィルとマルテイン・ウィダーゲがヒュンダイi20クーペWRCで出場することを発表した。

 ヒュンダイがイタリア・ラリー選手権にオフィシャルドライバーを出場させるのは開幕から3戦連続となる。開幕戦のラリー・イル・チオッコにはヌーヴィルとクレイグ・ブリーンがi20 R5で出場、第2戦ラリー・サンレモにはヌーヴィル、オイット・タナク、ピエール-ルイ・ルーベがi20クーペWRCで出場し、ブリーンとオリヴァー・ソルベルグがi20 R5で出場していた。

 来週末にイタリアのシシリア島で開催されるタルガ・フローリオには、ヌーヴィルがヒュンダイ・モータースポーツからi20クーペWRCで出場するほか、オーレ・クリスチャン・ヴェイビーも2Cコンペティションのi20クーペWRCで出場し、ブリーンもi20 R5を駆って、元コドライバーのギャレス・ロバーツがアクシデントで亡くなって以来、9年ぶりにシチリア島のラリーに出場する。

 ヒュンダイ・モータースポーツのチームディレクターであるアンドレア・アダモは次のようにコメントした。

「歴史が染み込んだタルガ・フローリオのようなイベントに参戦することは、ヒュンダイにとって非常に価値のあることだ。そして、繰り返しになるが、ヒュンダイi20クーペWRCのテストと開発の作業を、長年の大きな挑戦の舞台となってきた世界最古のステージで行う機会と組み合わせることを嬉しく思う」

「ラリーやレースの歴史と密接に関連している情熱に満ちた土地であるシチリア島にヒュンダイi20クーペWRCを持って行けることをとても誇りに思っている。私たちのタルガ・フローリオへの参戦については、ACIリージョナルスポーツ代表のダニエレ・セッティモとの実り多い対話から生まれたものだ。このコミットメントで、私たちとイタリア選手権の双方にとってこの機会が有効なものとなった」