WRC2021/11/29

ヌーヴィルがパワーステージ年間王者を獲得

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツのティエリー・ヌーヴィルとマルタイン・ウィダーゲが2021年FIA世界ラリー選手権のパワーステージにおける最多ポイントを獲得、ウルフ・パワーステージ年間王者となっている。

 ヌーヴィルは最終戦のACIラリー・モンツァの直前まではセバスチャン・オジエと並んで2位にランクしていたが、最終戦のパワーステージで今季2回目のパワーステージ・ウィンを記録、合計35ポイントを獲得してチームメイトのオイット・タナクに3ポイント差をつけてランキングトップでシーズンを終えることになった。

 タナクは、ポルトガル、ケニア、エストニア、ベルギーと、シーズン最多となる4回のパワーステージ勝利を獲得、32ポイントの最高ポイントでヌーヴィルを2ポイント差でリードして最終戦を迎える予定だったが、家族の事情で欠場することになり、パワーステージ・ランキングでは2位となっている。

 タナクから1ポイント差のランキング3位にはオジエが続いている。オジエはモンテカルロとクロアチアでマキシマム・ポイントを掴むなど、全12戦のうち11戦でポイントを獲得し、シーズンを通して最も安定して、している。

 また、アークティック・フィンランドとアクロポリスの2度のパワーステージ勝利を奪ったカッレ・ロヴァンペラが、フィンランドでマキシマム・ポイントを獲得したチームメイトのエルフィン・エヴァンスを1ポイント差で抑えてランキング4位となっている。

 また、昨年の最終戦ACIラリー・モンツァで初のパワーステージ勝利を飾った勝田貴元は今季もモンツァのパワーステージで2番手タイムを獲得、8位にランキング入りしている。

■パワーステージ・ランキング
1. ヌーヴィル 35ポイント
2. タナク 32ポイント
3. オジエ 31ポイント
4. ロヴァンペラ 27ポイント
5. エヴァンス 26ポイント
6. ソルド 11ポイント
7. ブリーン 9ポイント
8. 勝田貴元 6ポイント
9. ラッピ 3ポイント

■パワーステージ・ウィナー
モンテカルロ:オジエ
アークティック:ロヴァンペラ
クロアチア:オジエ
ポルトガル:タナク
サルディニア:ヌーヴィル
サファリ:タナク
エストニア:タナク
ベルギー:タナク
ギリシャ:ロヴァンペラ
フィンランド:エヴァンス
スペイン:ソルド
モンツァ:ヌーヴィル