WRC2019/12/25

パラグアイ大統領、WRC招致を強く推進

(c)FIA Codasur Rally Championship

 南米に新たな世界ラリー選手権のラウンドが誕生する日が来るのだろうか? アルゼンチン、メキシコに続いて昨年はチリが世界ラリー選手権のカレンダー入りを果たしたが、パラグアイもそれに続くことを国を挙げて推進する。パラグアイ共和国のマリオ・アブド・ベニテス大統領は、月曜日に行われたパラグアイ・ツーリングおよび自動車連盟における会議のなか、パラグアイのWRC開催にむけた動きを強化するために同連盟を支持することを表明した。

「WRCラウンドの開催は、長年にわたってパラグアイのモータースポーツにとって大きな夢でした。パラグアイは優れた組織とベースをもち、この課題に対処するための適切な条件を持っている。パラグアイ・ツーリングおよび自動車連盟がイニシアチブをもってWRCを開催することを大統領として支持する」

 FIA コダスール(南アメリカ・モータースポーツ連盟)のカルロス・ガルシア・レモイ会長は、パラグアイでのイベントについてWRCキャンディデートのステータスを求めてすぐにでもFIAに申請することになると語っている。

「パラグアイがWRCラウンドの開催にむけて動いていることは確かだ。我々はパラグアイにWRCキャンディデートのステータスを与えてくれるよう、2020年になったらすぐにでもFIAに立候補するだろう。これは以前のチリが辿った同じプロセスだ」

 パラグアイの選手権は、一般にはほとんど知られていないが、アルゼンチンに匹敵する規模をもち、FIAコダスール選手権第2戦としてパラグアイで行われたラリー・トランス・イタプーアには同選手権では最大規模となる66台が出場している。