WORLDWIDE2019/08/08

ヒュンダイ、EVレースカーの開発に着手

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、初のEVレースカーの開発作業を開始し、新たにモータースポーツ時代の到来を告げるエキサイティングなプロジェクトを始動させた。

 ドイツのアルゼナウにあるファクトリーで設計および製造されたこのEVレースカーは、9月にフランクフルトで開催されるインターナショナル・モーターショー(IAA)のメディアデーで初めてアンベールされる予定だ。

 2012年に創設されたヒュンダイ・モータースポーツは、以降、世界ラリー選手権への参戦プロジェクトを推進、6シーズン目の今年はマニュファクチャラー選手権をリードしている。2015年9月に設立されたカスタマー・レーシング部門も成長を続けており、i20 R5、i30 N TCR、ベロスターN TCRは世界中のモータースポーツ・シリーズで数々の優勝とタイトルを飾っている。

 このEVレースカーが、どのカテゴリーをターゲットに開発されているのかいまは明らかにされてないが、ヒュンダイ・モータースポーツは来月の公式発表で全容発表を前にソーシャルメディアチャンネルにおいてティザー動画でヒントを公開している。

 ヒュンダイ・モータースポーツでチームディレクターを務めるアンドレア・アダモは、モータースポーツは、自動車産業におけるハイブリッド技術と電動化への動きを反映して、新しい領域に進出しと説明した。

「ヒュンダイ・モータースポーツは新しい時代を迎えている。何ヶ月もの間、アルゼナウのチームは刺激的な電気自動車に熱心に取り組んでおり、まもなくこれらの作業の成果をシェアできるようになる。これは当社にとって新しい章であり、モータースポーツ活動への自然な流れとなり、より広範な自動車産業の現在の傾向と革新に密接に関わっていることを約束する。待つ時間はそれほどない。9月初旬にフランクフルトのIAAですべてが公開されるからね」