WRC2020/05/18

フィンランド照準? ボッタスがファビアをテスト

(c)Print Sport

 メルセデスF1チームのヴァルテッリ・ボッタスは、F1グランプリの開幕を待つ間、先週、ラリーカーのテストを行っており、8月のラリー・フィンランドでのWRCデビューを狙っているように見える。
 
 ボッタスは先週、フィンランドの高速ステージでシュコダ・ファビアR5を初めてドライブした。このテストデイでボッタスのためにマシンを用意したのはフィンランドのプリントスポーツだ。

 ボッタスはこれまでに3戦のラリーに出場した経験をもっている。昨年1月にフィンランド選手権のアークティック・ラップランド・ラリーにMスポーツのフォード・フィエスタWRCでラリーデビュー、5位となっている。12月にはPHスポーツのシトロエンDS3 WRCを駆ってフランスのポールリカールで行われたローカルイベント、ラリーサーキット・コート・ダジュールで初優勝を飾っており、今年1月には再びアークティック・ラップランド・ラリーにDS3 WRCで出場、今回はコースオフが響いて8位に終わっている。

 もちろんボッタスの夢はF1が再開したら悲願の初タイトルを目指すことだろうが、昨年はトヨタ・ヤリスWRCのテストドライブを行うなど、彼のラリーへの熱はさらに高っており、F1の忙しい日程のなかにラリー参戦のチャンスを見つけようとするかもしれない。

「飛ぶことができると信じている」と、ファビアR5のテストを終えたボッタスはうれしそうにファンに報告した。

「ラリーは本当に楽しいよ。そして僕はラリーでも進歩を続けたいんだ。次のラリーはまだわかないが、すぐに実現したいと思っている!」