JAPAN2019/09/21

ペター、セントラルでファンにお別れデモラン

(c)VW

 今季をもって競技からの引退を発表しているペター・ソルベルグが、11月8-10日に開催されるセントラル・ラリー愛知/岐阜2019においてスバル・インプレッサ WRC98でデモンストレーションランを行い、日本のファンにも最後の走りを披露することが明らかになった。

 ペター・ソルベルグは今季、これまでの20年にわたるキャリアを支えてくれたファンにお別れをするために「さよならツアー」を計画、7月に英国で行われたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード、ノルウェーで行われたノルゲス・ロースト・バッケロップ、9月にポーランドで行われたジムカーナグリッド・ワールドファイナルに続く4ラウンド目として、10月3-6日に行われるウェールズ・ラリーGBにフォルクスワーゲン・ポロGTI R5で出場し、18歳になるのを待って満を持してWRCへのチャレンジを開始する息子のオリヴァーとの最後の対決をもってキャリアに幕を引く予定だった。

 ペターは、キャリア初のWRC勝利や2003年のワールドチャンピオンをスバル・ワールドラリーチームで獲得しているほか、2004年に初開催されたラリー・ジャパンの初代ウィナーに輝くなど、日本は彼のキャリアにとって第二の祖国ともいえるものだ。最後にペターの走りを見たいというファンの声も多かったことから、WRCジャパンの復活を目指すWRC日本ラウンド招致準備委員会のラブコールとスバルの協力によって今回の来日が実現することになった模様だ。

 関係者によれば、ペターとともに息子のオリヴァーも来日することが決定しているが、二人はセントラル・ラリー愛知/岐阜2019の競技に出場するのではなく、デモンストレーションランやトークショーに参加する予定になっているとしている。

 さらなる詳細については、ラリー・ジャパンの公式ホームページ(https://www.rally-japan.jp/)で近いうちに公開される予定だ。