WRC2021/05/26

ペターCOVID陽性、オリヴァーはWRCイタリア欠場へ

(c)Hyundai

 オリヴァー・ソルベルグは、父親のペターが新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たため、来週のラリー・イタリア・サルディニアへの参戦を断念することになった。

 オリヴァー・ソルベルグは、ラリー・イタリア・サルディニアにおいてヒュンダイi20クーペWRCでの2戦目の出場を予定していた。しかし、ペターが月曜日に行われたCOVID-19検査で陽性反応が出たため、ペターとともに濃厚接触者であるオリヴァーもまたFIA ISCが定めたCOVID プロトコルに基づいて14日間にわたってポルトで隔離されることになったため、来週の火曜日から始まるラリー・イタリア・サルディニアのレッキへの参加が不可能となった。

 オリヴァー自身は検査結果は陰性だったものの、サルディニアの欠場に悔しさをにじませている。

「想像できると思うが、このニュースには失望以上のものを感じている。そして、少しショックを受けている」とオリヴァーはソーシャルメディアで報告している。

「コロナウイルスにかかったらどうなるのか去年からその威力はずっとわかってきたが、父は微熱で元気にしている。そして僕は早くよくなることを願っている。いまは本当に辛いが、あの素晴らしいヒュンダイi20クーペWRCで次のラリーに出る時は必ず来る」

「僕たちがこのようなルールや規則を設けたのには理由があることを理解しており、その理由とは、このようなことが広がらないようにするためだ。僕も家族も、FIA、ラリー主催者、各国政府、医療関係者が言っていることを完全に受け入れている。最も重要なことは、人々の安全を守ることだからね」

 オリヴァーが所属するヒュンダイ・モータースポーツNからは先週木曜日、チームメイトであるオーレ・クリスチャン・ヴェイビーが陽性反応を示し、陽性反応者との濃厚接触を報告せずにレッキやシェイクダウンに参加したことが問題となり、6カ月間にわたってWRCへの出場禁止の処分を受けている。

 FIAは、ポルトガル保健当局の指示により、ポルトガルでヒュンダイ・モータースポーツNを運営していたRedGreyチーム全員が6月4日まで隔離されることになったことを明らかにしている。