WRC2020/12/21

ミケルセン、TOKスポーツからWRC2に参戦へ

(c)TOK Sport

 アンドレアス・ミケルセンが、TOKスポーツ・ワールドラリーチームのシュコダ・ファビアRally2エボを駆って2021年のWRC2に参戦することが明らかとなった。

 TOKスポーツ・ワールドラリーチームは今季、ポントゥス・ティデマンドとエイヴィンド・ブリニルドセンを擁してWRC2においてチームタイトルに輝いており、新しいシーズンもタイトルを防衛するためにミケルセンを起用することになった。

 ミケルセンは昨年、ヒュンダイ・モータースポーツのシートを失ったあと、およそ1年ぶりの復帰戦となったヨーロッパ選手権のラリー・ハンガリーでトップカーズ・ラリーチームのファビアRally2エボを駆って優勝を飾っている。彼はその後、同じチームからラリー・イスラス・カナリアスを走ったあと、ユーロソルレーシングチームから世界ラリー選手権最終戦のACIラリー・モンツァに出場して、WRC3優勝を飾っている。

 シーズン後半に3度、ファビアRally2エボのステアリングを握ったミケルセンは、以前から2022年にWRCのトップカテゴリーに戻るためにもWRC2に参戦してチャンスを待ちたいと語っており、その言葉どおりにWRC2チャンピオンチームのTOKスポーツのファビアRally2エボを駆って開幕戦ラリー・モンテカルロから参戦プログラムを開始する。

 ミケルセンのチームメイトは今季、5ポイント差で惜しくもWRC3タイトルを逃した20歳のマルコ・ブラチアとなる。

「2021年シーズンについて発表する時が来た! 2021年のWRC2の参戦チームにアンドレアス・ミケルセン/オラ・フローネとマルコ・ブラシア/マルセロ・デル・オハネシアンを迎えられたことを誇りに思う。2020年のチームタイトルを守り、ドライバーズタイトルを我々のクルーの一人にもたらすために戦うつもりだ。ラリー・モンテカルロで会おう」とTOKスポーツはSNSで発表している。

 なお、先週末に発表された2021年開幕戦ラリー・モンテカルロの暫定エントリーリストでは、ミケルセンのコドライバーにはアンデルス・ヤーゲルが申請されているが、ミケルセンはこのコンビを解消することになったと明かしており、2015年ラリー・デ・エスパーニャにおいて初となるWRC優勝を成し遂げたときのフローネとのコンビを復活させることになる。