WRC2019/10/15

ミケルセンとイーブンがマネージメント契約解除へ

(c)EVEN Management

 アンドレアス・ミケルセンとイーブン・マネージメントは2009年以来となるマネージメント契約を今季をもって解消することを発表した。

 イーブン・マネージメントは、エリートドライバーの育成とマネージメントを目的としてノルウェー出身の投資家エリック・ヴェイビーが10年前に設立したもので、ミケルセンのほかにもエサペッカ・ラッピや彼の息子であるオーレ・クリスチャン・ヴェイビー、ワールドラリークロスチャンピオンのヨハン・クリストファーソンのマネージメントを行っており、昨年末に契約を解消するまでポントゥス・ティデマンドも所属していた。

「イーブンは、モータースポーツにおける僕のキャリアにとっても重要なものであり、2009年に僕の可能性を信じてくれて、僕が望むものを完全に与えてくれた。それによって僕はいま素晴らしい才能にあふれる人々と密接な仕事をしている幸運に恵まれてきた。良い時もあったし、もっと難しい時もあったがそれらは素晴らしい冒険だった」とミケルセンは語った。

「モータースポーツでのキャリアを通じて、僕は一つの「システム」に守られてきたが、今が自分のキャリアをマネージメントするときだと感じている。挑戦は魅力的であると同時に少し怖いと思うが、僕にはそれができると思っている!」

 イーブン・マネージメントのマネージングディレクター、ヴェイビーは次のようにコメントした。

「僕らはこれまでアンドレアスと一緒に素晴らしい旅をしてきた。彼は僕らの最初のアスリートであり、長年にわたって密接な関係を築いてきた。いま僕らは、アンドレアスがこれからは自身でマネージメントを行う時がきたことを一緒に決めることになった。彼を傍観者としてこれから追い掛けるのは奇妙な気分だが、彼が成功することを願っているし、近いうちに表彰台のトップに立てることを確信しているよ」とヴェイビーは語った。

「イーブンとアンドレアスがともに歩んでからの10年が経つ。2009年の契約後、この年にはノルウェー・グループNチャンピオンシップを獲得し、2011年と2012年にIRC(インターコンチネンタル・ラリーチャレンジ)で王者を獲得し、さらにはフォルクスワーゲン、シトロエン、ヒュンダイのWRCでの強力なプログラムに参加した。僕らはともに成功の10年だったとふり返ることができるよ」