WRC2020/03/22

ラリー・メキシコで二人にCOVID-19陽性反応

(c)M-Sport

 WRCプロモーターは、プロモーターチーム・メンバーの一人が、ラリー・メキシコのあと新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性だったことをWRC公式サイトのwrc.comにおいて発表した。また、地元メディアはドイツのジャーナリストが一人、現地で陽性反応があったために隔離されていると報じている。

 wrc.comによればWRCプロモーターのメンバーの一人は、症状を示した直後に自主的にチームホテルにおいて自己隔離を行い、ラリーの最高医療責任者とレオン市の医療スタッフからの支援を待ったという。同スタッフが検査で陽性反応が確認されたのは競技後であり、それ以降はグアナファト州保健局の治療を受けており、治療のためにメキシコに滞在している。

 wrc.comによればこのメンバーはラリー開催期間中、サービスパークエリアとメディアセンターから離れたところにあったWRCテレビ中継コンパウンドとチームホテルだけに留まり、WRCテレビの担当者、FIA、マニュファクチャラーチーム、および潜在的に彼と接触する可能性のあったその他の関係者は、陽性が確認された後に助言を受けているという。

 WRCプロモーターは、グアナファト州知事、レオン市、国務省のガイドラインに従って、調査を支援するために関連する地方自治体と協力してくと表明している。

 また、もうひとりのドイツ人ジャーナリストについて、メキシコの現地メディアによれば、グアナファト州保健局局長のファティマ・メルチョル・マルケスが記者会見において、ラリーの前に疑わしい症状があったことからイベントの前に隔離されたためにラリーの取材を行っていないと述べたという。

「彼はラリー・メキシコを取材していない。他の都市から到着したあと、彼は取材活動を始める前に自ら保健当局に報告し、それ以降、隔離状態にある。彼の症状は軽く、保健局の勧告に非常に厳格に従って隔離状態にある」