WRC2021/05/05

ルーベ、新コドライバーにオーラボーデットを起用

(c)Pierre-Louis Loubet


 ピエール-ルイ・ルーベは、新しいコドライバーとしてフロリアン・オー-ラボーデットが決まったことを発表、次戦のラリー・デ・ポルトガルから二人による新しいチャレンジを開始する。

 ルーベは先週末、5年間にわたるヴィンセント・ロンデとのコンビを解消することを発表、フランス情報筋はティエリー・ヌーヴィルと仕事をした経験をもつ人物に決まりそうだという独自のソースをもとに、豊富な経験をもつニコラ・ジルスールが新しいコドライバーとして有力だと伝えていた。

 残念ながらルーベの新しいパートナーはジルスールではなかったが、オー-ラボーデットも、ヌーヴィルの実戦のために数年にわたってテストや準備を手伝った経験をもち、2019年のモンツァ・ラリーショーのWRCクラスではヌーヴィルのためにペースノートを読んでいる。また彼は昨年、ジャン-バティスト・フランチェスキとのコンビでフランス・グラベル選手権でチャンピオンに輝いており、今年のラリー・モンテカルロではルーベのグラベルクルーを務めていた。

「今シーズン、WRCですでに彼と一緒に仕事をしているので、僕たちはお互いのことをよく知っているし、彼は僕のペースノートのシステムもよく知っている。ヒュンダイも彼を知っているし、彼はティエリー・ヌーヴィルとも数年間一緒に仕事をした経験をもっている。彼が決意と動機をもっていることは間違いないし、僕が新しいレベルに到達するのを助けるためのすべての鍵を彼が握っているよ」とルーベはソーシャルメディアでコメントしている。

 ルーベとオー-ラボーデットの初戦は2週間後のラリー・デ・ポルトガルとなる。