WRC2021/09/25

ロヴァンペラ、母国で21歳バースデイ勝利を祝うか

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTのカッレ・ロヴァンペラは、初めてヤリスWRCで挑む母国のラリー・フィンランドでは控え目に「良い週末になることを期待している」と語ったものの、もちろん優勝できない理由はないと確信していることだろう。

 ロヴァンペラは今季、ラリー・エストニアでキャリア初勝利を飾ったあと、イープル・ラリーで3位表彰台、そして前戦アクロポリス・ラリーでキャリア2勝目を獲得するなど勢いづいている。

 70周年記念のメモリアルイベントとして開催されるラリー・フィンランドの初日に21歳の誕生日を迎える彼は、母国ファンの前でバースデイウィンを狙って行くはずだ。

「ヤリスWRCでラリー・フィンランドのステージを走るのは、自分のキャリアにおいて最高にクールな出来事のひとつになるだろう」とロヴァンペラは語った。

「やはりホームは他とは違うし、ラリー・フィンランドは自分にとって特別な存在だ。本当に素晴らしく、雰囲気もとてもいいイベントなんだ。ステージで応援してくれるファンの姿を見ることができそうなのでとても楽しみにしているよ」

「ただし、今年は開催時期が例年よりも遅いため、降雨によって道がぬかるむと、かなり難しい路面コンディションになる可能性がある。それによって状況が少し変わるかもしれない。非常に厳しい戦いになると思うが、最近行われた3戦でいい結果を残した後だけに、僕らにとって、良い週末になることを期待しているよ」