ラリー・モンブランへの参戦にむけて、セバスチャン・ローブとフランソワ・デルクールは先週末、プジョー306マキシの集中テスト行った。
金曜日と土曜日の二日間にわたってヴォージュ地方のターマックで行われたテストにはローブとともにデルクールも参加、フランスを代表するスーパースターがただ週末を楽しむことを目的としているかに見えたラリー参戦計画は、集中した素晴らしいテスト作業と二人の笑顔からチームが今度こそフランス選手権での勝利を狙っているかのように見えた。
ローブは、2017年にラリー・デュ・ヴァールにおいて、1997年のデルクール以来、20年ぶりに306マキシによるフランス選手権の勝利を達成するかに見えたが、残り2つのステージでエンジンブローに見舞われてこれを諦めて折り、今度こそそれが達成できれば素晴らしいニュースになるだろう。
二人が駆る2台のプジョー306マキシはそれぞれ異なるカラーリングだ。9度の世界チャンピオンであるローブとダニエル・エレナが駆る1号車は当時のプジョースポールのイメージとレッドブルをミックスさせたカラーリングとなり、フランソワ・デルクールとジャン-ロドルフ・ギゴネが駆る2号車は当時のワークスカラーをそのまままとっている。
「ヴォージュでのテストでこのモンスターが素晴らしいマシンであることを確認した。このキットカーの新しい冒険に同行してくれたパートナーに感謝したい。モータースポーツの美しい瞬間を共に生きるために、ステージの端で皆さんに会えることを楽しみにしている」とローブは語っている。
久しぶりにこの「小さな爆弾」をドライブしたデルクールは笑顔をみせた。
「306マキシは41年間のキャリアで一番強烈なフィーリングをもつマシンだ。この小さな爆弾を復活させてくれたセバスチャン・ローブ・レーシングに感謝したい」とデレクールは語っている。
「軽く、機敏で、現代のタイヤも信じられないほど効果をもたらしている。306マキシは最新のラリーカーをうらやましく思う必要はない」
ラリー・モンブランは、フランス選手権の第4ラウンドとして9月3〜4日に予定されている。