WRC2020/06/25

ローブのレーシングスーツが167万円で落札

(c)R.M Sothebys/FRANCOIS BAUDIN

 新型コロナウイルスの世界的な流行に対する国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の活動を支援するため、FIAがR.Mサザビーズと提携して行ったオンライン・チャリティ・オークション「#RaceAgainstCovid」が22日に終了、総額84万5472ポンド(およそ1億1370万円)の落札額を達成したことが発表されている。

 今回のチャリティ・オークションには世界中のモータースポーツコミュニティが協力を表明しており、チームやドライバーからはレーシングスーツやレーシングカーの部品など96点の品々が提供されていた。最高額で落札されたのは、マクラーレンから提供されたプロモーションのために製作された2009年のF1マシンMP4-24のショーカーで、最低落札予想価格の2倍となる6万6000ポンド(およそ880万円)だった。

 WRCで最高額で落札されたのは、セバスチャン・ローブの2013年のシトロエン時代のレーシングスーツは1万2600ポンド(およそ167万円)だ。フォルクスワーゲン・モータースポーツから提供されたジュリアン・イングラシアのレーシングスーツとセバスチャン・オジエのヘルメットが9300ポンド(およそ125万円)がそのあと続き、オジエのトヨタGAZOOレーシングWRTでの最新レーシングスーツも8400ポンド(およそ112万円)で落札されている。

 また、トヨタGAZOOレーシングWRTから提供されたヤリスWRCのフロントバンパーやオイット・タナクのサイン入りシャンパンボトルを含むレーシングアイテム一式が8100ポンド(およそ107万円)、Mスポーツから提供されたフォード・フィエスタWRCのコドライバーシート体験のチャンスが7200ポンド(およそ95万6000円)、シトロエンC3 WRCのテストカーのリヤウイングが6000ポンド(およそ79万7000円)、ヒュンダイから提供されたi20クーペWRCの2019年仕様のリヤウイングは4800ポンド(およそ63万8000円)、ミキ・ビアジオンが1988年のマルティニレーシング時代に着用したレプリカレーシングスーツは4560ポンド(およそ60万6000円)でそれぞれ落札されている。