JAPAN2019/10/16

全日本最終戦MSCCラリー inふくしまが中止を発表

(c)Takeshi Sakuma

 10月31日-11月3日に開催が予定されていた全日本ラリー選手権最終戦のMSCCラリー inふくしま2019が、台風によってコースとして使用が予定されていた林道が被害を受けたことによって中止を決定した。

 MSCCラリー inふくしま2019事務局は、以下のようにエントラントや関係者にむけて中止に至った経緯を説明しており、主催マツダスポーツカークラブ(MSCC)は、すでに月曜日にJAFに対して中止の申請を行い、JAFはこれを受理している。

「MSCCラリー inふくしま2019は、開催日程10月31日(金)-11月3日(日)
の間、福島県いわき市小名浜アクアマリーンパーク内イベント広場を起点に、いわき市内の林道、東白川郡鮫川村の村道を使用した競技コースで設定してまいりました」

「いわき市内の競技コースとして使用予定の林道(長草線/萱山線/日渡高野線/鶴石山線/椚合折松線/西根線)は、9月9日の台風15号による大雨により、大規模な洗堀が生じ、いわき市と共に路面補修を実施する計画で進めて参りましたが、10月12-13日の台風19号の大雨により、さらに路面洗堀が拡大し、また一部では路肩崩壊等も発生していると思われる状況になっています」

「現在、林道に接続する国道49号線や県道135号線もいわき市三和地区で通行止め(路肩崩落)となり、リエゾン区間を含め競技コースで使用する林道へも立入れない状況です。また、林道より一般道の補修等が優先となるため、林道補修が開催期日迄に完了する目途が立たない状況です。」

「これらの状況から、当クラブとしてはラリー開催は困難と判断し、開催を中止いたします。」

 最終戦が中止になったことによって前戦M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2019を2位で終えて128.5ポイントの有効ポイントを獲得していた新井敏弘がJN-1クラスのタイトルに輝き、121.4ポイントの新井大輝がシリーズ2位となり、親子で1-2を達成することになった。