WRC2020/04/25

最も偉大なドライバー決定戦、準決勝進出者が決定

(c)wrc.com

 世界ラリー選手権公式サイトwrc.comがファンとジャーナリストの投票で選ぶ「史上最も偉大なWRCドライバー決定戦」は、決勝トーナメントの2回戦で4年連続のワールドチャンピオンを経験しているトミ・マキネンが、2度のワールドチャンピオンであるカルロス・サインツに敗れるという番狂わせが発生、栄誉を賭けて準決勝に進む4名のドライバーたちが決定した。

 決勝トーナメントの1回戦を勝ち抜けた8名による2回戦の対決は、20日月曜日からスタート、連日、1組ずつの熾烈なバトルが展開されることになった。

<WIN>カルロス・サインツvs トミ・マキネン
 第2戦でもっとも多くの投票数を集めたのがサインツとトヨタGAZOOレーシングWRTを率いるマキネンの対戦だ。現役時代から死闘を演じてきた二人の対戦は、ジャーナリスト6名による専門家パネルの投票でサインツが優位に立ち、さらにファンからの支持を集めて最終的に66.4%の投票率を集めて勝ち抜けた。

<WIN>セバスチャン・オジエ vs ミキ・ビアジオン
2013年から2018年まで6年連続でワールドチャンピオンに輝いたオジエは、1988年から1989年にかけて2年連続でチャンピオンを獲得したミキ・ビアジオンと対戦、準々決勝の最大の投票率となる84.4%を占めて勝利した。オジエは準決勝でサインツと対戦する。

<WIN>セバスチャン・ローブ vs ヴァルター・ロール
9年連続チャンピオンという史上最多のワールドタイトルを獲得しているローブは、投票率の80%近くを占めて1回戦でコリン・マクレーを破っているヴァルター・ロールを下すことになった。

<WIN>ユハ・カンクネン vs マーカス・グロンホルム
フィンランド出身のワールドチャンピオン同士の対決となった最終組は、カンクネンが2/3を超える投票率を占めてグロンホルムを破っている。カンクネンは準決勝でローブと対戦する。

 準決勝の組合せは次のとおり。
セバスチャン・ローブ vs ユハ・カンクネン
セバスチャン・オジエ vs カルロス・サインツ

 準決勝の投票は、27日月曜日のCET 10:00(日本時間18時)から始まるローブとカンクネンの対戦からスタート、翌28日同時刻からオジエとサインツの対戦が始まることになる。