WRC2020/02/07

8SSキャンセル、スウェーデン新アイテナリー公開

(c)Rally Sweden

 2月13-16日に世界ラリー選手権第2戦として開催されるラリー・スウェーデンは、短縮された新しいアイテナリーを発表した。

 世界選手権のなかで唯一のウィンターコンディションで開催されるラリー・スウェーデンだが、深刻な雪不足のために開催が危ぶまれてきたが、今週、FIAによるスペシャルステージの視察をうけて、主催者はルートを大幅に短縮したものの、予定どおりにラリーを開催することを決定した。

 当初は19SS/300.84kmが予定されていたスペシャルステージは、8SSがキャンセルとなり、およそ57%の距離に短縮されて11SS/171.64kmになるが、選手権ポイントについてはフルポイントが付与されることになった。

 ラリーは木曜日の夜、伝統となったスタートセレモニーで開幕、馬車によるトロッティングレースが行われるフェリェスタッド競馬場を舞台に行われるSS1カールスタッド・スーパーSS(1.90km)で開幕する。

 金曜日は国境を越えてノルウェーのSS2ホフ-フィンスコグ(21.26km)、SS3フィンスコーゲン(20.68km)、スウェーデンに戻ってSS4ニッケルヴァットネット(18.94km)をいずれも1回のみを走行、午後に予定されていた同じ3ステージのループは土曜日に持ち越しとなり、この日の最終ステージとして行われる予定だったSS8トースビー(8.93km)は距離を短縮してトースビー・スプリント(2.80km)として行われる。4SS/63.68kmの1日となる。

 土曜日は、当初予定されていたトースビー空港の東南エリアのSS9/12トーントルプ(19.92km)、SS10/13ハグフォース(19.80km)、コリンズ・クレストで有名なスウェーデンの象徴的な存在となっていたSS11/14ヴァルゴーセン(16.64km)はいずれも十分なウィンターコンディションにないことからキャンセル、また初日に行われたカールスタッド・スーパーSS(1.90km)の2回目の走行もキャンセルとなった。

 それにより、土曜日は、前日の午後に予定されていたSS5ホフ-フィンスコグ(21.26km)、SS6フィンスコーゲン(20.68km)、SS7ニッケルヴァットネット(18.94km)を走行、SS16トースビー・スプリント(2.80km)を走る前日と同じ4SS/63.68kmの1日となる。

 最終日の日曜日はSS17/18リケナス(21.19km)の走行のみが行われる。最終ステージとして予定されていたSS19トースビー(8.93km)はキャンセルされたことによって2回目のリケナスがパワーステージとなる。