APRC2019/07/30

APRCインドネシアは地元ヴァリザが優勝

(c)APRC

 FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)第5戦ラリー・オブ・インドネシアが7月26-27日にメダンの北スマトラ近くで行われ、インドネシアのリハン・ヴァリザ/アンディ・レンディ(マツダ2 AP4)が、13分59.2秒のギャップをつける驚異的な速さでアジア・カップに勝利した。

 2009年以来、10年ぶりにAPRCラウンドとして開催されたラリー・オブ・インドネシア。アンドリュー・ホークスウッドのマツダ2 AP4を駆ったヴァリザは、セーダン・バタガイ県のステージで序盤からリードし、2018年パシフィック・カップ王者のファビオ・フリシエロ(プジョー208AP4)とトップ争いを繰り広げたが、フリシエロらは初日にリタイアした3台のうちの1台となり、ヴァリザは、90度のジャンクションを含む6つのSSの初日を12分のリードで終えた。

 日曜日の残りの4つのSSは、暑さの続くなか、リスタートのマシンも含めて4台のマシンが競った。その日の最初の2つのステージを勝利したヴァリザは最後の2つのステージはスピードを落としたものの、14分近い大差をつけて優勝することになった。2位にはプリマナヤ・ジャン(三菱ランサーエボリューション)、アルドリアン・スワルディ(三菱ランサーエボリューション)が3位でフィニッシュ、最終日にステージ勝利を連発して追い上げたフリシエロは4位に終わっている。また、ラリー・オブ・インドネシアの総合優勝は地元のスバン・アクサ(三菱ランサーエボリューション)が獲得している。

 APRCはこのあと、8月24-25日にオーストラリアのビクトリアで開催されるパシフィック・カップの最終ラウンド、ユーレカ・ラリーに向かう。アジア・カップの次戦は9月21-22日のラリー北海道となる。