APRC2020/03/17

APRC開幕戦サウス・インド・ラリーが延期

(c)APRC

 2020年アジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)開幕戦として予定されていたサウス・インド・ラリーは、新型コロナウイルス感染症の流行によって3月20−22日から6月19−21日へと日程が延期されることになった。

 サウス・インド・ラリーはチェンナイから西へ35kmに位置するマドラス・モーターレース・トラックを拠点とし、APRCフィナーレへの出場権を得るためのアジア・カップ初戦であり、インド・ラリー選手権開幕戦を併催しており、主催者のマドラス・モータースポールクラブは過去10年でもっとも多くのエントリーを集めて開催する予定だった。

 APRCワーキンググループの代表であり、サウス・インド・ラリーの委員長を務めるヴィッキー・チャンドックは次のように語った。

「我々はすべての利害関係者に安全な環境を提供するために、インド政府の健康に関する勧告に準拠してすべての対策とインフラを導入したため、スケジュールどおりにイベントを開催する自信があったが、過去数日の感染拡大による状況を考慮してサウス・インド・ラリーを延期する決定を余儀なくされた」

 なお、APRC第2戦として4月3-5日にニュージーランドで予定されていたオタゴ・ラリーはいまのところ開催される方向だが、ニュージーランドは日本を含む世界からの入国に対して、14日間の自主隔離を求めることを発表したためローカルチームのみの参戦となる可能性が高いようだ。