ERC2020/07/23

ERCローマ、サービスで大規模な消毒作業

(c)Rally di Roma Capitale

(c)ERC

 ヨーロッパ・ラリー選手権とイタリア・ラリー選手権の開幕戦となるラリー・ディ・ローマ・カピターレは、さまざまな準備作業がピークを迎えており、24日金曜日のスタートに向けてカウントダウンが始まっている。

 すでに発表となったようにラリー・ディ・ローマ・カピターレは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために非公開で行われることが決まっており、イタリアの規定により観客のためのエリアは設けられていない。フィウッジ市のサービスパークについても観客には非公開となり、多くのエントラントに対してソーシャルディスタンスを維持できるようにサービスエリアを拡大、フォンテ・アンチコラーナ公園で計画されたサービスエリアに加え、新たにもう1カ所が追加されている。

 主催者のモータースポーツ・イタリアは、今週、これらサービスパークをはじめ、リグループなど広大なラリーエリアにおいてヨーロッパにおける消毒専門のリーダー的な存在のピスタ社の協力のもとで大規模な消毒作業を行っている。

 ピスタ社は、この目的のために25台の作業車と約50人の安全の専門家を現地へと派遣しており、イベント期間中、感染防止のプロトコルで要求されている保護エリアへのアクセスを制限するためのトリアージポイントを管理することになる。

 トリアージポイントでは、立ち入りが許されたクルーや関係者の体温測定、スマホアプリの証明書の表示あるいはアクセスパスのスキャンを行うほか、競技中はエントラントが腕に着用したIDリストバンドのスキャンをすることになる。

 ピスタ社はまた、あらゆる状況に対応できるように最新機器を備えた緊急車両を各ステージに配備するという。

 ラリー・ディ・ローマは、金曜日のフモーネでのシェイクダウンと予選ステージを経て、金曜日の夜19時にサンタンジェロ城で行われるセレモニアルスタートで開幕、ドライバーはローマの魅力的な通りを通り、永遠の都の有名なモニュメントの前を駆け抜けることになり、戦いは土曜日の朝からスタートする。