ルノースポールは、今週末のタルガ・フローリオでイタリア・チャンピオンのパオロ・アンドレッチにステアリングを委ねてルノー・クリオRally4をデビューさせる。
クリオRally4は、今年のラリー・モンテカルロにおいてフロリアン・ベルナルディによってゼロカーとしてお披露目されたあと、4月1日にFIAホモロゲーションを取得し、今週末のイタリア選手権第3戦のタルガ・フローリオで競技デビューを果たす。
ルノースポーツがクリオRally4の記念すべきデビュー戦でステアリングを委ねたのは、 イタリア選手権で11回のチャンピオンを獲得しているアンドレウッチだ。ルノー5ターボでラリーキャリアをスタートしたアンドレウッチは、ルノー・メガーヌMAXIで1997〜1998年にイタリア選手権において2WDチャンピオンに輝いており、今週末のタルガ・フローリオではHKレーシングのクリオRally4を駆っておよそ22年ぶりにルノーでイタリア選手権に復帰する。
「ルノー・クリオRally4をシチリアの道路でデビューさせるというルノーの決定に喜んで応じることにした」とアンドレウッチは語った。
「このニューマシンのデビューに選ばれたこと誇りだし、それをタルガ・フローリオで駆ることは僕に大きな喜びを与えてくれるよ。ラリーの前に、この2輪駆動マシンの仕上げのためのテストを行い、土曜日にスタートする競技に挑むことになる。昨年も2WDカテゴリーで僕は悪条件にもかかわらず、優勝している。今年は穏やかな天候で、ドライセットアップに集中できるといいね」
「僕はシチリア島が大好きだし、その島の歴史的なステージが大好きだ。新しいマシンとともに情熱をもってラリーに向かうよ」
クリオRally4は、タルガ・フローリオで今週末にイタリア選手権にデビューしたあと、5月27〜29日に行われるラリー・ル・トゥケでフランス選手権およびクリオ・トロフィーでデビューする予定だ。