オリヴァー・ソルベルグのコドライバー、アーロン・ジョンストンは、ロヴァニエミで行われたPCR検査でCOVID-19の陽性反応が出たため、今週のアークティック・ラリー・フィンランドへの出場を断念することになった。彼の代わりに北アイルランド出身のセバスチャン・マーシャルがWRカーで初めてトップカテゴリーに挑むソルベルグのためにペースノートを読むことになった。
マーシャルは以前、ヘイデン・パッドンのコドライバーを務めた経験があり、ヒュンダイi20クーペWRCについても熟知しており、スノーラリーについても2018年のラリー・スウェーデンでパッドンとともに5位でフィニッシュした経験をもつ。
ソルベルグは、先週もスウェーデンでジョンストンとともにヒュンダイi20N Rally2のテストに参加していたが、幸いにもロヴァニエミでの検査では陰性だったため、アークティック・ラリー・フィンランドへの出場を許可されている。
WRカーでのWRC初戦のスタートを3日後に控えてコドライバーを変更することはソルベルグにとって理想的ではないが、ラップランドでのイベントを楽しみにする気持に変わりはない。
「ヒュンダイi20クーペWRCでのWRCデビューが目前に迫った。スタートまで秒読みだ! 残念ながら悪いニュースもある。もちろんアーロン(・ジョンストン)と一緒に走りたかったけど、彼が検査でCOVID-19の陽性反応が出てしまったんだ。彼は残念だけど、セバスチャン・マーシャルが土壇場で僕のコドライバーを務めてくれることになったので感謝しているよ」
ソルベルグは先週、ラップランドで行われたテストでi20クーペWRCを初めて体験しているが、このときもジョンストンはフライトのキャンセルのためにテストを欠席し、代わりにオイット・タナクのコドライバーであるマルティン・ヤルヴェオヤがテストに参加していた。